看護師として求められる以上のスキルが必要なのが看護管理者です。
看護管理者は看護師と異なり、チームや部署、病棟を牽引する立場と言えます。看護部長ともなれば病院の運営に携わる役職です。そんな看護管理者ですが、どのようなスキルが求められるのでしょうか。主に3つあります。
まずリーダーシップ力です。看護管理者は自分の所属するチームのリーダーとして、他の看護師たちを統率し、指導することが求められます。そして自分のチームの目標を達成し、病院看護に貢献することが求められるのです。
次に俯瞰的に物事を捉える力です。看護師や患者、病院内の環境を全体的に確認し、足りていない部分や補強すべき事項を見つけます。視野の広さを活かして、院内の環境を底上げし、患者には良い看護サービスを、働く医療従事者にはより良い労働環境を提供するのです。
最後にコミュニケーション能力です。管理者として働くからには、現場で働く看護師と、病院の経営陣との橋渡し的存在としての働きが求められます。看護師の不満や不安を経営陣にそのまま言うのではなく、経営陣にとっても改善することが良いと思ってもらえるように論理的な説明ができる。経営陣の目標を、具体的に看護師へ伝える役割を担える。そのようなコミュニケーション能力を有することが求められるのです。
リーダーシップ力・俯瞰的に物事を捉える力・コミュニケーション能力。この3つのスキルを身に着けて、積極的に看護管理者を目指しましょう。